大宮武林会について

ごあいさつ

関根会長

 昭和62年、当大宮武林会の前会長である須永俊郎先生(剣道、居合道、杖道の三道教士七段)が、剣道仲間4~5人と共に「大宮居合道同好会並びに大宮剣道連盟杖道部会」として創設(平成8年「大宮武林会」と改名)して以来、日本が世界に誇る伝統文化である武道(居合道・杖道)の修練を通して、「居合道・杖道の理法技術を継承すると共に、常識ある社会人としての健全な心身と円満な人間形成を図る。」ことを第一義として活動しております

活動内容

 創設以来30年を迎えた現在、会員数も40人を超え、県内外の各種大会に於いても多数の会員が活躍し、また居合・杖道の昇段審査会においても、六段七段合格者を輩出して、指導者にも恵まれた組織となっております

指導者紹介

居合道は、戦国時代末期林崎甚助によって創始された剣術刀法の一部門です。
座る、立つ、歩く等いかなる時と場合においても敵の不意の攻撃に対して一瞬をおかず、居合わせて抜刀し敵に勝つ、鞘離れの一刀で勝負を決める剣技です。
林崎甚助の門から多くの達人が輩出し、流儀が生まれ現代まで独自の流れを汲んで伝承されています。
大宮武林会では、その一つ土佐藩に伝わったといわれる「無双直伝英信流」と、昭和44年に全日本剣道連盟が制定した「全日本剣道連盟居合」の双方を修練しています。

杖道は、128cmの長さの白樫の杖を武器として、切りかかってくる太刀を制するという武道です。自ら攻撃することを目的とはせず、敵の攻撃に応じて多様に変化してこれを制圧することを旨とし、その精神は「人を殺さず傷つけず己を全うする」ことにあります。
 杖道は、戦国時代末期から江戸時代初期にかけての時代に生きた夢想権之助を始祖とし神道夢想流杖術として、代々九州黒田藩において数多くの技が伝えられていました。昭和43年に全日本剣道連盟が基本の技を中心に普及型としてまとめ上げ、これを「全日本剣道連盟杖道」として制定しました。
当大宮武林会では、神道夢想流杖術及び全日本剣道連盟杖道の双方を修練しております。

杖道、居合道ともに命を賭けて技を極めていった先人たちが遺した日本古来の伝統・文化ともいわれる武道の精神を受け継いでおり、老若男女を問わず礼儀、信義、誠実、忍耐などの精神を涵養し、身体を強健にして生涯にわたる人間形成の道を求めるには最適の道といえるでしょう。